X(旧Twitter)を開けば、「ChatG○Tはもう古い!」「完全無料でネット接続なしの最強AI環境を構築した!」「これを知らないと時代に取り残される」なんて煽り文句が毎日タイムラインに流れてきます。
意識の高いエンジニアやAIインフルエンサーたちが、横文字の専門用語を並べてキャッキャと盛り上がっているのを見て、「そんなにすごいの?」「私もやってみようかな」と思った方も多いのではないでしょうか。
結論から言います。
騙されないでください。
私自身、実際にいくつかの有名なローカルLLMを自分のPCにセットアップして、あれこれ触って検証してみました。その結果、ローカルLLMのびっくりするほどの知識のなさを知ったのと同時に、このブームの裏にある強烈な疑問に気づいてしまったのです。
今回は、私がローカルLLMを触って感じたリアルな現実と、なぜSNSでこれほどまでに騒がれているのか、その「集金ビジネスのカラクリ」を暴露したいと思います。
※あくまでも私個人の感想ですので事実とは異なる場合もございます。
日常会話お話BOTとしては使えるが麻雀の役すら知らない
日常会話(リアルタイムとは関係ない話)やプログラムを軽く書くなどはまぁまぁ普通に使えましたが
世間一般の常識や、ネットのカルチャーをどのくらい知っているのか試すために、日本人なら麻雀を知らなくても一度は聞いたことはあるであろう麻雀の役である「国士無双や大三元」について聞いてみました。
結果は、「知りません」もしくは ハルシネーション (知らないことをもっともらしい嘘でホントの事のように自信満々に回答する事)でした。
その他学習データの期間には既に公開済みであるゲームやガジェットやアニメなどを聞いても架空の情報を語るばかり、、
私たちが普段使っているChatGPTやGeminiなどのエリートAIたちは、地球上のありとあらゆるウェブサイトを読み込んでいるので、こんなオタク知識やカルチャーは朝飯前で答えてくれます。
なぜ、ローカルLLMはこんなにも世間知らずなのか。
理由はシンプルで、彼らは「英語」のデータをメインに学習しており、容量を削ってPCで動かせるサイズにするために、日本語のデータやマイナーなカルチャー知識を真っ先に切り捨ててしまっているからです。
それと学習データの取得期間があり、それ以降の情報は彼らは知りません。
なので今日の天気やニュースなども別途検索できるAPI等がないと取得できません。
さらにダウンロードしたて、そのままの状態のローカルLLMは、ただの「日本語が苦手で、カルチャーを一切知らない、物忘れの激しい帰国子女」です。正直、実務でも趣味でも、そのままでは全く使い物になりません。
使いこなすにはそこから自分でカスタマイズ指示や短期記憶や長期記憶や先ほど挙げた検索できるAPI等など自分でカスタマイズしてからがやっと本格的に使えるようになるのです。
つまり割とプログラムの仕組みを理解している人でないと扱うにはハードルが高いという訳です。
私は元々プログラミングはある程度できる人間ですが過去にアイアンマンのトニースタークにあこがれてなんでも相談できる助手AI君を作ろうとしてローカルLLMで短期記憶や長期記憶や検索APIなどを盛り込んだシステムを作った事がありますが、なかなかの骨の折れる作業でした。
「やってますごっこ」と情報商材のカラクリ
では、なぜこんな一般人には扱うのが難しいようなローカルLLMを、SNSのインフルエンサーたちは「最強だ!」「ChatG○Tを超えた!」と大騒ぎしているのでしょうか?
ここからが本題であり、ネットの闇の部分です。
私が気づいた、彼らの「3ステップの集金カラクリ」をバラします。
① 専門用語で凄そうに見せる「やってますごっこ」
彼らは「Llama3をローカルにデプロイして、RAGとファインチューニングを組み合わせました!」などと発信します。
これ、専門知識のない人が見ると「この人、天才プログラマーだ!」って錯覚しますよね。でも実際は、ネットに落ちている無料情報でポチポチ動かして、手順をなぞっただけの人がほとんどです。実用性なんてそっちのけで、単に「IT強者のポジション」を取りたいだけのマウンティングなんです。
② 「無料」「無制限」「検閲なし」という甘い言葉で釣る
「ChatG○Tは月額20ドルかかるけど、ローカルなら完全無料!」「アダルトも生成し放題!」とアピールして、フォロワーを爆発的に増やします。
でも、そのAIが「麻雀の役」すらも知らないレベルだということは絶対に言いません。アクセス(数字)が集まれば勝ちだからです。
③ ゴールは有料の情報商材
これが彼らの本当の目的です。
「設定の続きや、1クリックで動かせる極秘マニュアルは公式LI○Eで!」と誘導し、最終的には数千円から数万円の有料の情報商材を買わせる。
中身を開けてみれば、ネットで検索すれば10分で出てくるような無料の英語記事の翻訳だったりします。
またはフォロワー増やしとかね。
つまり、彼らはローカルLLMが本当に優れているから騒いでいるのではありません。「私はこんな凄いことやってますよ」というごっこ遊びを見せてフォロワーを釣り、最終的にカネを巻き上げたいだけなのです。
じゃあ、ローカルLLMは全く意味がないのか?
ここまでボロクソに言いましたが、ローカルLLMという技術そのものが悪いわけではありません。
本当に凄腕のガチなエンジニアや大手企業の研究所は、ひっそりとローカルLLMを使っています。
・会社の絶対流出してはいけない機密データを読み込ませるため
・ネットを切断した極限状態でもAIアシスタントを動かすため
こういう「セキュリティ」や「特殊な環境」を求める人にとっては、ローカルLLMは最高の技術です。ですが本職で使っている彼らは決してSNSでキャッキャと自慢したり、LI○Eに誘導したりしません。
つまり、「調教(追加学習)する技術がないライトユーザーが、そのままローカルLLMを使っても、ただのおバカAIに振り回されるだけ」
というのが揺るぎない現実です。
ただし、AIに直接プログラムを書いてもらって動かす事やローカルのファイルやフォルダを直接触って凄いんだ!ってところは認めます。
が、元々プログラミングの初歩の初歩も知らない人がローカルLLM環境まで構築して何かを作り上げる所まで出来るのか?と言う疑問もありますし、
(ちょっと作ってみたいとかの触りだけならwebUIのAIで充分ですしおすし)
ローカルのファイルやフォルダをAIが直接触って凄いんだ!って所も私が見たYouTubeでは1から100の名前を付けたフォルダを作って!その中にダミーのテキスト入れてみて!ほらすぐ文章だけで出来た!すごい!!みたいな事を紹介してました。
それ、要る?
もちろんそれもプログラミングをガチでやっていたら、どの階層にパイソンのコードを入れてこのパイソンファイルはこれの役割であのファイルはこの役割で等あれやこれやなど使える場面は多いですが一般人そんな事しないよ。って思いました。
まとめ
私たちは何を使うべきか
もしあなたが
・スムーズに通じる常識的なAIと話したい
・高速で、正確な日本語の文章や簡単なプログラムのコードを作ってほしい
・手元のPCをアツアツにしてファンを爆音で回したくない
と思うのであれば、迷わずGeminiやclaudeあるいは爆速APIであるGroqなどの商用エリートAIを使ってください。圧倒的にそちらの方が賢く、あなたの時間を節約してくれます。
(claudeは無料版だとすぐ規制かかっちゃいますが、、)
簡単なプログラミングならGemini君で充分書いてくれます。
web版Gemini(無課金)の高速モードならどれだけ相談していても私は制限くらったことはないです。
環境構築までしてやりたいことがあるならば別ですがちょっと作ってみたいレベルだったらちまちまコピペする方が私的にはお勧めです。
SNSの甘い言葉に惑わされて、おバカなAIの環境構築に何時間も費やしたり、中身のない情報商材に大切なお金を使ったりしないよう、どうか冷静に本質を見極めてください。
この記事が、あなたのAIライフの参考になれば幸いです。